冬物のコートが必要な季節になってきましたね。
みなさまこんにちは。ユアー歯科クリニック歯科医師の雨宮です。
先日、船橋の若手の歯科医師が集まって運営されているスタディグループ(FWD)に参加してきました。今回のテーマは根管治療(歯の根の治療)です。
講師はイトウデンタルオフィスの院長でおられる伊藤創平先生で、ペンシルバニア大学歯内療法学教室,マイクロサージェリーコースを修了,PESCJ 歯内療法認定医を取得されておられる先生です。
今回は根の治療の成功率のお話から、手技、使う薬剤まで、エビデンスに基づいた、現在より良いとされている治療法をお話して下さいました。
初めて根の治療をした場合は成功率が80〜90%,再治療の場合は成功率が60〜70%に下がるとのデータがあるそうです。
まずは、根の治療が必要なほど深い虫歯になってしまう前に、虫歯を見つけて治療がすることが大事ですね!
定期検診の重要性を改めて実感しました。
根の治療は、歯の神経に不可逆性の炎症を起こしてしまった場合や、感染を起こしてしまった場合に行われます。
根の治療の際は、診査・診断がとても大切で、どの歯に症状があるのか,歯の神経がどのような状態であるかを判断します。
その際にはレントゲン撮影をしたり、冷たいもの・熱いものでの痛みの有無や持続時間、歯をたたいた時の痛み、根っこの部分の歯茎を押したときの痛みをお聞きしたり、神経が生きているのかどうかを電気を使って調べたり、歯周ポケットの深さや歯の動揺などを確認します。そして、神経を取らなくても治るものであるのか、神経を取るべきものなのかを判断します。
神経を取る治療の際は、唾液が入らないように注意が必要になります。
当院では、お口の中に唾液を吸い取る器具を装着することや、ラバーダムといって、お口にゴムのシートをかけさせていただくことがあります。
根管治療は、歯の根の中を無菌化することを目指すのですが、口の中の唾液には常に細菌が存在し、治療を行いながら歯の根の中を無菌に保つことは極めて困難です。そのため、治療する部位以外をラバーダムというゴムシートで覆って、治療部位のみを隔離した状態で治療を行います。ラバーダムをするときは、お鼻が詰まっていると苦しい、、といったこともありますので体調のよろしくないときはお気軽にご相談ください。
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ユアー歯科クリニック(船橋駅北口)事務局