船橋の歯医者さん お役立ち情報~ユアー歯科便り
VOL-7「歯周病-その3」
こんにちは、ユアー歯科クリニックの事務局です。歯科の情報が溢れる最近ですが、歯科医師やスタッフが「これだけは知っておいて欲しい」という情報を厳選して配信させて頂きます。診療室の会話で「あぁそれですね。聞いたことあります・・」と言ってもらえる日を目指して頑張ります。
第7回目は、「歯周病」の第3弾です。歯周病は歯を失う原因1位となった今、ある意味でむし歯よりも怖い病気とも言えます。それはお口の中だけはなく、からだ全体影響を及ぼすからです。
【歯周病と全身疾患との関係】
歯周病を放置すると、心臓病、脳の血管障害、糖尿病にもなりやすくなります。
①糖尿病
インスリンの働きを抑える物質が歯周病の場所に大量に集まっているマクロファージという細胞から出されます。また、肝臓の糖の分解を抑え、すい臓のインスリン分泌障害を起こすといわれます。重症の歯周病の場合、軽症人にくらべ、2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります
※糖尿病とは…
インスリン(栄養になる糖分を細胞内に取り込むようその細胞に指令を出す)の働きが悪いため、細胞が栄養不良になり体の抵抗力が落ちてしまう病気。
また、利用されない糖分が血液中にたまり、血管や神経に障害が出る。50歳以上の15~20%の方が糖尿病が強く疑われるといわれています
②脳卒中
動脈硬化を引き起こすことが原因で起きる。
③心臓病
歯周病菌の作り出す物質が血液中に流れ、冠状動脈の壁を肥厚させ、血管がつまり動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となる。歯ぐきの健康な人にくらべ、2.8倍の危険率がある。
④肺炎
高齢の方では、物がうまく飲み込めなくなり、歯周病菌が肺に入ってしまい、増殖して肺炎を起こす。
お口の健康だけではなく、ご自身の健康にも、歯周病の治療、予防はとても大切なことなんですね。頑張ってケアしていきましょう。
小児から精密義歯まで予防歯科で貢献したい歯医者さん! 船橋駅前 ユアー歯科クリニック