症例紹介

症例のご紹介1

『インプラント以外で治して欲しかったので満足しています』

こちらの方は、ホームページの入れ歯相談をご覧になり来院されました。上顎のブリッジを支えている歯がむし歯と歯周病になっており、保存することが難しく抜歯をしないといけない状況でした。他の歯医者さんでは、抜歯後の補綴処置としてインプラント治療の提案を受けたとのことでした。

ただ、ご自身の体調や、インプラント治療後のメンテナンスに不安を感じため、それ以外の治療法として入れ歯を検討しはじめ、せっかくなら入れ歯の取り扱いの多い歯科医院がないかとインターネットで検索されたそうです。

当院での精密検査後の診断の結果、今後の口腔内の変化も想定して、上顎の二か所のブリッジは、残念ながら抜歯をすることになりました。ブリッジの歯が悪くなった原因としては、左下が欠損状態で長い間、奥歯がない状態だったことで、反対の右側で噛むことが多く、右上に負荷がかかりすぎたことが考えられました。ブリッジの土台の歯には咬合力により通常より大きい負荷がかかります。そのことに加え、欠損側が使えないことで、歯のある側ばかりで噛む状況になっていたことで、二重の負荷がかかっていたと思われました。

治療はまず、左下の歯の欠損部分に補綴治療を行い、左右で噛める状態に回復しました。その後、上顎のむし歯の治療と平行して歯周病治療を行い、入れ歯がしっかりと噛めるように口腔内全体の環境を整えました。

最終的に上顎は4本抜歯後、欠損補綴はミラクルデンチャーを選択しました。

入れ歯のもう一つ候補として人工シリコンで覆われたコンフォートデンチャーも検討しましたが、今回はできるだけ違和感が少なく、しゃべりやすい、厚みのない義歯をご希望されましたのでご相談の上、ミラクルデンチャーに決定しました。最終的なミラクルデンチャーを作る前には、別の仮義歯を作成し噛み合わせの調整、確認を行い新しい入れ歯にすぐに慣れることができるように前もってリハビリを行いました。

おかげで最終義歯のセット後は、調整するところもほとんどなく、不具合なく使用して頂いています。

入れ歯を2つ製作するのは、一見面倒なようにも思われますが、最終的に時間もコストも節約できる方法の一つです。いままでの入れ歯作製でなかなかうまくいかない方、噛み合わせの再構築から必要な場合などは当院でもまずは仮の入れ歯の作製、調整後問題がないことを確認してからの最終入れ歯作製をご提案しています。

入れ歯のことで、お悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談下さい。

【経過の写真】

【治療箇所】
上顎 右7から左4

【治療期間】
約6ヵ月(約12回の通院)

《副作用とリスク》
慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。ごく稀に金属アレルギーがある場合があります。

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